左がヤフーの井上雅博社長、右がスタートトゥデイの前澤友作社長
図1●左がヤフーの井上雅博社長、右がスタートトゥデイの前澤友作社長
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「ZOZOTOWN」のトップページ
図2●「ZOZOTOWN」のトップページ
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「Yahoo!FASHION」のトップページ
図3●「Yahoo!FASHION」のトップページ
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 アパレル系オンラインショップ「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは2010年11月24日、ヤフーと業務提携し、「Yahoo!JAPAN」へのファッション関連情報の提供やZOZOTOWNとYahoo!ショッピングの連携などを開始したと発表した。

 ZOZOTOWNは、210ショップ、1370以上のブランドが出店し、10万点以上の商品を販売しているアパレル専門のオンラインショップ。サイト内の別コーナー「ZOZONAVI」では、実店舗を持つ約5000店が、販売員の着こなしや店舗の場所、営業時間などの情報も提供している。

 今回の提携によって、スタートトゥデイとヤフーはファッション関連の通販およびコンテンツの分野で連携する。1つは、製品データベースの提供。スタートトゥデイでは、各アパレルブランドから集めた製品情報をデータベース化して、ほかのオンラインショップなどに提供する「Fashion Data Base(FDB)」の構築を進めている。このFDBを利用し、Yahoo!JAPAN内の「Yahoo!ショッピング」の検索結果にFDBに登録されている商品を表示できるようにする。

 Yahoo!ショッピングの検索結果に表示された商品をクリックすると、ZOZOTOWNに移動。ZOZOTOWNでは、Yahoo!JAPAN IDやYahoo!ポイント、Yahoo!ウォレットを利用して商品を購入できる。こうして利用者が購入した場合、ヤフーにはアフィリエイト収入が入る仕組みだ。これらは同日から公開している。

 今後の展開として、Yahoo!JAPAN内のファッションページ「Yahoo!FASHION」にFDBに登録されている製品データやZOZONAVIに登録している実店舗情報を提供することも発表した。ZOZOTOWNでの製品情報や、ZOZONAVIでの販売員の着こなし/店舗情報などが、Yahoo!FASHIONでも閲覧できるようになる。さらに、Yahoo!オークションとの連携も計画中。詳細は未定だが、「2011年後半をめどにスタートしたい」(スタートトゥデイの前澤友作社長)という。