台湾パソコンメーカー大手のエイサーは米国ニューヨークで2010年11月23日(現地時間)、メディア向けカンファレンスを実施した。冒頭に登壇した、社長兼CEOのジャンフランコ・ランチ氏は、「従来型PCの成長は今後も続くが、消費者ニーズに合わせた製品カスタマイズがエイサー成長の新たなカギになる」とし、タブレット型製品やスマートフォン製品などを積極的に展開することをアピールした。
「過去10年間に経験してきた以上の変化が今後3年間で起こる」というのがランチ氏の考え。その激動を乗り越え、さらに成長するためには、Windowsを使った従来型のPCだけでなく、いくつかのフォームファクターを使って、ユーザーニーズに最適化した製品展開が必要と見ているのだ。
このカンファレンスで、2011年に向けて発表したのがタッチパネル型製品の数々。「CPUやOSといった仕様で製品ジャンルを分けるのではなく、用途によって製品を展開する」とランチ氏は説明する。