写真1●「Bar Android」店頭の開店案内
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写真2●店内の様子
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 2010年11月22日、東京・渋谷の一角に、Androidの開発者やユーザーを対象にした「Bar Android」がオープンした。既設のバーの定休日を利用し、毎週月曜日に限定して営業する(写真1)。

 Bar Androidは、Androidアプリケーションの開発などを手掛けるアドリブの加畑健志氏(kabayan)らが企画、11月15日のプレオープンを経て開店にこぎつけた(写真2)。加畑氏は「来店するのはAndroid開発者が中心なので、無線LANやパソコン用の電源を用意した。気兼ねなくパソコンを広げて、“開発者談義”に花を咲かせてほしい」と話す。iPhoneファンなどAndroid開発者以外の来店も可能だ。

 22日の開店初日には、KDDIの協力により、11月26日発売予定の「IS03」のタッチ&トライが行われ、多くの開発者やブロガーが発売前の機能を確かめていた。バーの様子は、渋谷のローカルメディア「シブヤ経済新聞」やフランスのAndroid関連サイトも紹介している。

 来店者のなかには、IS03をパソコンに接続、開発中のFeliCa対応のアプリケーション・プログラム「串カツ」を検証した開発者もいた。11月13日に日経BP社が主催したFeliCa対応アプリのハッカソンで開発されたプログラムを改良したものだ。同プログラムは、Google Codeのリポジトリで公開されている。

 初日の閉店間際には、日本Androidの会の「デベロッパー倶楽部」(通称、デ部)部長のadamrocker氏やegg氏らも駆け付け、Android関係者の“憩いの場”の開店を祝った。IS03のタッチ&トライは、次回開店の11月29日にも行われる予定だ。