日本ラッドは2010年11月19日、クラウド型ストレージサービス「ソラ箱」の新サービスの提供を開始した。新たに提供を開始したのは、エスクプローラーと操作感の似たファイラーを提供する「Windows版」と、iPhoneアプリからストレージにアクセスできる「iPhone版」。米ドロップボックスが提供する「Dropbox」に似た国産のクラウド型ストレージサービスとなる。

 Dropboxとの違いは、無料サービスで最大5.1Gバイトまで利用できる点だ。Dropboxは無料サービスでは2GBまでとなる。このほか、年内にはLinux OSのコマンドラインからファイルをアップロード、ダウンロードできるようにする予定だ。プログラマがソフト開発する際などに、簡単にファイル置き場として利用できるようにする。

 Windows版で用意するファイラーは非常駐型の実行ファイルで提供する。ファイルはドラッグ&ドロップで操作でき、Windows標準のエクスプローラに近い感覚で利用できる。ファイラーを起動すると、マイドキュメント直下に「sorabako」フォルダを作成する。ファイルのやり取りはファイラーを利用して行う。その際、まずはローカルのsorabakoフォルダにファイルを保存し、その後、クラウド上のストレージサーバーに変更を同期する。

 iPhone版は専用のiPhoneアプリを提供する。アプリでクラウド上のファイルを閲覧したり、カメラで撮影した写真や動画をアップロードしたりできる。

 年内には有料版も提供予定。有料版ではストレージ容量を拡張でき、50Gバイトは400円、100Gバイトは750円になる予定という。