発表会にはCMキャラクターを務める玉木宏さんも登場。左から山品正勝常務、玉木宏さん、山崎耕司社長
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NECカシオモバイルコミュニケーションズの山崎耕司社長
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au向けの「EXILIMケータイ CA006」
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NTTドコモ向けの「N-03C」。手前がスノーボードブランド「BURTON」とのコラボレーションモデル
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au向けの「G'zOne TYPE-X」
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NTTドコモ向けの「N-01C」。手前は雑貨ブランド「About a girl」とのコラボモデル。ポーチが付属する
NTTドコモ向けの「N-01C」。手前は雑貨ブランド「About a girl」とのコラボモデル。ポーチが付属する
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 NECカシオモバイルコミュニケーションズは2010年11月18日、同社製携帯電話の2010年冬モデル発表会を開催した。この中で、同社の山崎耕司社長はAndroidスマートフォンの発売時期について言及。「2010年度下期中に海外市場に参入。2011年度上期(2011年4月~9月)には国内外で本格展開する」と発表した。

 同社によると、Androidスマートフォンの開発はほぼ完了しているという。詳細は未公表だが、CPUはマルチコア、OSは最新のAndroid OSを採用。スマートフォンの基本機能に加え、同社がキーワードとして掲げる「カメラ」「タフネス」「スリム」に注力する。また、クラウドサービスとの連携も強く意識。ユーザーの利用履歴などを端末やサーバーに蓄積し、それを分析、反映することで、ユーザーのニーズに合わせたサービスを提供したい考えだ。

 山崎社長は、同社のスマートフォン事業について「市場の読みが甘く、完全に出遅れた。その分、製品はユーザーの期待に応えられるものにする」との意気込みを見せた。なお、LTEに対応した端末も2011年度下期(2011年9月~2012年3月)に発売する予定だ。

2010年冬モデルは6機種を投入

 発表会では、各携帯電話会社から発売する2010年冬モデルの携帯電話機についても説明した。今期のモデルは、NECカシオモバイルコミュニケーションズに統合して初めての製品。NECブランドとカシオブランドそれぞれが持っていた強みを合わせ、「カメラ」「タフネス」「スリム」の3つのキーワードを打ち出した。

 「カメラ」を体現するのは、NTTドコモ向けの「N-02C」とau(KDDI)向けの「EXILIMケータイ CA006」だ。N-02Cは、起動から0.5秒で撮影、撮影から0.6秒で保存できる「瞬撮」機能を搭載。CA006は、1280×720ドットのハイビジョン動画撮影機能を搭載した。

 「タフネス」を売りにするのは、NTTドコモ向けの「N-03C」とau向けの「G'zOne TYPE-X」。いずれも耐衝撃・防水・防塵に力を入れている。加えて、N-03Cはスノーボードブランド「BURTON」とのコラボレーションモデルを用意。G'zOne TYPE-Xはレースマシンのエンジンフードを意識したデザインに大容量バッテリー、GPS情報と方位センサー、温度センサーを活用したアウトドア向けアプリを備えている。

 「スリム」なモデルは、NTTドコモ向けの「N-01C」とソフトバンク向けの「001N」の2機種。N-01Cは主に女性を想定したモデルで、通話時やメール受信時にキーや背面がオーロラのような色味で光る「Wオーロライルミネーション」やボタン一つで液晶が鏡に変わる「ハンドミラー」、画像にメイク効果を加えられる「ビューティーモード」などを搭載する。「001N」はキーが30パターンで光るイルミネーション機能や自分好みの絵文字をダウンロードできる「マイ絵文字」を使える。