写真●ブルーコートシステムズの「PacketShaper 12000 アプライアンス」
写真●ブルーコートシステムズの「PacketShaper 12000 アプライアンス」
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 ブルーコートシステムズは2010年11月18日、帯域制御装置「PacketShaperアプライアンス」の搭載ソフト「PacketShaperソフトウェア」の新バージョン8.6を発表した。同日より、PacketShaperアプライアンスのサポート契約を結んでいるユーザーに対し、ソフトウエアアップグレードによる提供を始めた。

 PacketShaperソフトウェア8.6には、「Blue Coat WebPulse」との連携機能が追加された。WebPulseは7000万ユーザーで構成するコミュニティにより、リアルタイムでURLをカテゴライズできるクラウドサービス。「1日に80億件以上を評価しており、この種のサービスの中では群を抜いている」(米国本社のトム・シェイPacketShaper事業部ジェネラルマネージャー)。このサービスを利用してURLを80のカテゴリーに分類し、PacketShaperを流れるコンテンツに対しポリシーを適用できるようにした。

 また、同社は同時にレポーティングツールの新バージョン「IntelligenceCenter 3」を発表した。新バージョンでは、URLカテゴリー別に分類したレポート作成などの機能を追加した。同日より、IntelligenceCenterのサポート契約を結んでいるユーザーに、ソフトウエアアップグレードによる提供を開始した。

 アプライアンスのハイエンドモデル「PacketShaper 12000 アプライアンス」(写真)も発表した。「現在のハイエンドモデルPacketShaper 10000の2倍以上のスループットを発揮する」(プロダクト・マーケティング&マネジメントのスティーブ・ハウス シニアディレクター)という。12月に出荷を開始する予定で、価格はオープン。