UQコミュニケーションズは2010年11月18日、地域WiMAX事業者である大分ケーブルテレコムおよびベイ・コミュニケーションズと12月1日からローミングを開始すると発表した。大分ケーブルテレコムとベイ・コミュニケーションズが提供している地域WiMAXサービスの利用者は、UQコミュニケーションズのモバイルWiMAXサービス「UQ WiMAX」のサービスエリアでもデータ通信サービスを利用できるようになる。UQコミュニケーションズと地域WiMAX事業者とのローミングは初めてとなる。

 ローミングの利用料金は、大分ケーブルテレコムの地域WiMAXサービスの利用者は日額588円、ベイ・コミュニケーションズの地域WiMAXサービスの利用者は日額600円または月額3600円となっている。USBドングルなど接続時に使う通信端末は、UQ WiMAXへローミングする際にも同じものをそのまま利用できる。

 大分ケーブルテレコムとベイ・コミュニケーションズはいずれもKDDIの「地域WiMAXトータルソリューション」を採用しており、KDDIが運用する一つの認証システム(共有CSN)を相乗りで利用している。その共用CSNとUQコミュニケーションズのCSNが連携することで、今回のローミングは実現した。