米Appleは現地時間2010年11月17日、同社の取締役に軍需産業出身のRonald D. Sugar氏が就任したと発表した。同氏はAppleの監査および財務委員会の議長を務めることになる。同委員会の議長は同年3月にJerome York氏が死去して以来不在だった。
Sugar氏は2003年から2010年の引退まで、海軍艦艇や爆撃機を手掛ける米国の軍需企業Northrop Grummanで会長兼最高経営責任者(CEO)を務めていた。またNorthrop Grummanが買収した同業のLitton IndustriesやTRWで幹部職を務めた経歴も持つ。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校で工学博士号を取得している人物で、全米技術アカデミーのメンバーや米国航空宇宙工学協会のフェローでもある。AppleのSteve Jobs CEOは、Sugar氏について「エンジニア出身だが、後に実業界でも成功を収めたリーダー」と紹介、「フォーチュン100のハイテク企業のトップを務めた同氏を迎えることをうれしく思う」(Steve Jobs CEO)と述べている。
Appleの取締役会メンバーはこれで7人となった。元米副大統領のAl Gore氏、Intuit会長のBill Campbell氏、J. Crew会長兼CEOのMillard Drexler氏、Avon Products会長兼CEOのAndrea Jung氏、Genentech会長のArthur Levinson氏、そしてRonald Sugar氏とSteve Jobs氏だ。政治や、ソフトウエア、アパレル、化粧品、バイオテクノロジー、軍需産業などと多彩な顔ぶれになっている。
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