米Intelの投資部門である米Intel Capitalは現地時間2010年11月16日、合計で約7700万ドルに上る新たな投資内容を明らかにした。PCおよびサーバー分野のほか、スマートTVやスマートフォンなどの技術革新に取り組む11カ国18社を対象にする。

 新たな出資先の1つである米Lilliputian Systemsは、民生電子機器向けの固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)の開発を手がけている。MEMSウエーハ製造手法を組み合わせたSOFC特許技術を持ち、ブタンを使った燃料電池カートリッジを製造している。Intel Capitalによる資金を、量産に向けたリソース確保に利用する。

 そのほか、クラウドコンピューティングをベースにしたオンラインビデオ検索サービスを手がけるインドのAlthea Systems、スマートフォン向け拡張現実アプリケーションのオランダLayar、インターネットTV関連のマレーシアSelect-TVや米Verismo Networksなどを支援対象に選んだ。

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