住友信託銀行は2010年11月11日、同日午前中にシステム障害が発生し約1700件の取引ができなくなったと発表した。提携先である、ゆうちょ銀行とセブン銀行のATM(現金自動預け払い機)や、住友信託銀行自身のインターネットバンキングやテレフォンバンキングといったサービスにおいて、現金の引き出しや振り込み、残高照会などの取引ができなくなった。

 取引ができなかったのは、午前8時から11時16分までの間。インターネットバンキングなどの周辺システムや提携行のATMと、住友信託銀行のホストマシンとを接続するネットワークの制御システムで障害が発生した。機器の交換などによって障害は回避できたものの、詳しい原因については「調査中」(広報)としている。