中国のLenovo Group(聯想集団)は現地時間2010年11月10日、2011会計年度第2四半期(2010年7~9月)の決算を発表した。連結売上高が58億ドルで、前年同期と比べ41%増加。純利益は7700万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.76ドル)で、同45%増加した。

 当期のパソコン出荷台数は、前年同期と比べ33%増加し、業界全体の成長率である9.7%を大幅に上回った。同社が業界全体を超える伸びをみせるのは6四半期連続となる。

 地域別の業績を見ると、中国の売上高は26億ドル(総売上高の46%)で、前年同期比32%増加した。出荷台数は同21%拡大している。アフリカ、アジア太平洋、中欧・東欧などの新興市場は出荷台数が同65%増加し、売上高は11億ドル(総売上高の18%)に達した。オーストラリア、イスラエル、日本、北米、西欧などの成熟市場は売上高が21億ドル(総売上高の36%)で、出荷台数は同40%増加した。

 製品別では、総売上高の60%を占めるノートパソコンは、収入が前年同期比40%増加し、出荷台数は同38%増加した。総売上高の33%を占めるデスクトップパソコンは、同27%増収で、出荷台数は同26%増えた。モバイル製品は当期が初めてのフル四半期となり、その売上高は2億1700万ドルだった。

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