米Appleは2010年11月11日、日本のiTunes Storeで映画の提供を開始すると発表した。ハリウッドスタジオによる洋画作品のほか、アスミック・エース エンタテインメント、フジテレビジョン、角川映画、日活、松竹、東映などによる邦画作品も含めて1000本以上を配信する。

 映画はHDTVかSDTVで配信され、視聴期限付きの「レンタル」または視聴期限のない「購入」のどちらかを選んで視聴する。SDTVが用意されていなかったり、レンタルのみが可能で購入はできない作品があるなど配信条件は作品によって異なる。レンタルの場合、購入から30日以内かつ視聴開始後48時間以内の視聴期限内であれば、何度でも視聴できるという。

 HDTV版のレンタル価格は旧作が300円から、新作が500円である。SDTV版のレンタル価格は旧作が200円から、新作が400円である。HDTV版の購入価格は旧作および準新作が2000円、新作が2500円である。SDTV版の購入価格は旧作が1000円、準新作が1500円、新作が2000円である。iTunesでの映画の購入およびレンタルには請求先の住所が日本国内にある有効なクレジットカードが必要となる。

 iTunes Storeの映画配信サービスをテレビで利用するためのセットトップ・ボックス「Apple TV」も、今週日本で出荷を開始する。価格は8800円である。映画配信サービスのほかに、YouTubeやPodcast、インターネットラジオ、MobileMeおよびFlickrによる写真サービスを利用できる。また、パソコンに保存した音楽やビデオ、写真データをテレビに表示することもできる。

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