NTTドコモは2010年11月10日、おサイフケータイを使ってICタグ(RFID)の情報を読み取れるようにするアプリケーション「iCタグリーダー」を開発したと発表した。ICタグから商品の詳細情報のURLを得たり、画像やメロディを得たりできる。11月15日午前9時から専用サイトを通じてダウンロード可能にするほか、2010-2011冬春モデルのおサイフケータイを搭載したiモード機16機種にプリインストールして提供する。

 おサイフケータイをかざすことでURLを取得させることは以前からできたが、専用の読み取り機や、機器を動作させるための電源を確保する必要があった。今回はおサイフケータイが読み取り機となるため、電源が不要なICタグを利用できる。ICタグをポスターに貼り付ける、カードゲームのカードに内蔵するといった具合に、柔軟に情報提供できるメリットがあるとしている。

 iCタグリーダーが備える機能は、URL表示や画像・メロディデータ提供のほかに、電話帳登録画面の起動、トルカ保存、テキスト表示、新規メール作成画面の起動など。読み取るICタグは「NFC Type3Tagフォーマット」に準拠している必要がある。

発表資料