写真●業務提携を発表するKDDI新規ビジネス推進本部長の雨宮俊武氏(右)とコロプラ代表取締役GMの馬場功淳氏
写真●業務提携を発表するKDDI新規ビジネス推進本部長の雨宮俊武氏(右)とコロプラ代表取締役GMの馬場功淳氏
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 KDDIとコロプラは2010年11月10日、位置情報活用ゲーム(位置ゲー)のプラットフォーム「au one コロプラ+」を共同で提供すると発表した。au携帯電話向けには11月11日11時(※)から提供を開始、Android搭載スマートフォン向けには11月下旬から提供する予定である。

 KDDI 新規ビジネス推進本部長の雨宮俊武氏(写真右)は、KDDIの携帯電話事業にとってau one コロプラ+は「位置情報を使ったポータル」と位置づける。今後、位置情報連動広告や、ゲームに限らない位置情報連動ビジネスなどを検討していくとしている。

 KDDIは今回の提携により、まず同社ユーザー向けの位置ゲー専用ポータルを設ける。サービス開始時は、au one コロプラ+上で動く3種類のゲームを用意する。au one コロプラ+のAPIは開発会社に開放しており、今後LAP(Location-based Application Provider)と呼ばれるサードパーティが、au one コロプラ+上に各種ゲームや実用アプリを提供する。

 発表会には、ゲーム開発会社のゲームリパブリック、「じゃらん」や「ホットペッパーグルメ」などを展開するリクルート、ナビゲーションアプリを提供するユビ―クリンクの3社が登壇。コロプラ+上でのサービス展開などを説明した。コロプラの代表取締役GMである馬場功淳氏(写真左)は個人開発者にもAPIを開放するかどうかについて、「今後、視野に入れて考える」と述べた。

 サービスの対象となるau携帯電話は、Flash Lite2.0以上に対応したWINシリーズ、Android搭載スマートフォンは当初はIS01とIS03が対象となる。Androidアプリは、au one マーケットからダウンロードして利用する。

 コロプラは2005年から「コロニーな生活☆PLUS」の名称で位置ゲーを提供しており、2010年11月10日現在の会員数は150万人を超えているという。同社は同日、KDDIだけでなく、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル向けにも位置ゲーのプラットフォーム「コロプラ+」を提供すると発表。KDDI以外のAndroid搭載スマートフォンや、iPhone向けにも11月下旬をめどに対応予定である。

※ 発表時点の情報。サービス開始は11月11日中の予定。 [2010/11/11 12:10]