KDDIは2010年11月8日、スマートフォン「ISシリーズ」の購入や利用に関する値下げ施策を発表した。一つはデータ通信料金の上限額を従来よりも525円安くするデータ定額プラン「ISフラット」。二つめはスマートフォン端末の購入価格に応じて通信料金を割り引く「毎月割」である。

 ISフラットは料金が利用パケット数に依存しない完全定額制の料金体系。月額は5460円となる。従来の標準的なデータ定額プラン「ダブル定額スーパーライト」では、上限の月額料金が5985円だったのと比べ、最大で525円の割引となる。ただし、ダブル定額スーパーライトは最小課金が月額390円の2段階定額制。ISフラットの方が安くなるのは、月間5万2000パケット以上を通信するユーザーに限られる。

 毎月割は購入したスマートフォンの機種に応じた一定額を、最大2年間にわたって通信料金から割り引くサービスである。利用条件は端末を「シンプルコース」で購入し、ISフラットやダブル定額といったデータ定額プランに加入した場合となる。割引額は11月下旬発売の「IS03」の場合で月額1500円。端末を2年以上使った場合は実質3万6000円の割引となる。なお、発売済みの「IS01」と「IS02」は毎月割の対象外。