ジャストシステムの情報
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 ジャストシステムは2010年11月4日、同社のワープロソフト「一太郎」シリーズおよび「一太郎ガバメント」シリーズなどに危険な脆弱(ぜいじゃく)性が見つかったことを明らかにした。細工が施された文書ファイルを開いたり、Webブラウザー経由で閲覧したりするだけで、ウイルスに感染する危険性などがある。対策はアップデートモジュール(修正パッチ)の適用。

 今回、一太郎シリーズなどに新たな脆弱性が見つかった。情報処理推進機構(IPA)などの情報によれば、脆弱性は識別番号「CVE-2010-3915」と「CVE-2010-3916」の2種類。いずれも、データの処理に関する脆弱性だと考えられる。ジャストシステムでは、2010年9月14日に脆弱性を確認したとしている。

 脆弱性のある一太郎などをインストールしているパソコンでは、細工が施された文書ファイルを開くだけで、ウイルスに感染する危険性がある。その結果、パソコンを乗っ取られたり、パソコン内の情報を盗まれたりする恐れがある。

 影響を受けるのは、一太郎2010/2009/2008/2007/2006/2005/2004、一太郎ガバメント2010/2009/2008/2007/2006、ジャストジャンプ4、ジャストスクール2010/2009、ジャストスクール。

 対策は、同日公開されたアップデートモジュールを適用すること。同社サイトからダウンロードできる。一太郎2007以降では、製品が備える「JUSTオンラインアップデート」機能でもアップデート可能。