NTTドコモは2010年11月4日、同社のAndroidスマートフォンXperiaのAndroid 2.1へのバージョンアップを11月10日に開始すると発表した。ライブ壁紙の利用や、ダブルタップすることによるズームイン/アウト、720pのHD動画撮影などが可能になる。
バージョンアップにより、ホーム画面が従来の3面から5面に拡張される。またホーム画面の背景として動く画像を設定できるライブ壁紙機能を利用できるようになる。
タッチパネルをダブルタップすることでズームイン/アウトやブラウザブックマークのサムネイル表示が可能になる。ただしマルチタッチによるズームイン/アウトには対応していない。HTML5にも対応するが、ブラウザのFlashコンテンツ表示には対応しない。そのほかの主な強化点は以下の通り。
- Bluetooth 2.1とEDRに対応。対象機器とのペアリングの手間が軽減される。また省電力化にもなるという。
- 写真撮影時、被写体が動いてもフォーカス状態を維持するコンティニュアスオートフォーカス(AF)機能を利用可能。
- 新しい日本語フォントに対応。これにより、より見やすくなるという。
- キーロックの解除画面が、これまでの円をなぞる操作から、真横にアイコンをスライドさせる方法に変わる。
- 1画面あたりに配置可能なアイテム数が、従来の16個から20個に増加する。
- Timescapeのタイル上に表示される情報がスクロールするようになる。これにより、全文を確認できるようになる。
- 通話中画面に「連絡先」「スピーカー」などのアイコンを配置し、通話中でもこれらの機能を利用しやすくなる。
バージョンアップ作業はパソコンとXperiaを接続し、パソコンにバージョンアップファイルをダウンロードして行う。
[発表資料]