写真1●Androidマーケットのアプリの料金を携帯料金といっしょに決済できるようにすると発表するソフトバンクモバイルの孫正義代表取締役社長
写真1●Androidマーケットのアプリの料金を携帯料金といっしょに決済できるようにすると発表するソフトバンクモバイルの孫正義代表取締役社長
[画像のクリックで拡大表示]

 ソフトバンクモバイルは2010年11月4日、新商品発表会で5機種のAndroid搭載スマートフォンを発表したことに伴い(関連記事)、Androidマーケットで販売されている有料アプリの支払いを、月々の携帯電話料金に合わせて決済できるようにすると発表した(写真1)。現在のところ「携帯料金といっしょに決済できるのはソフトバンクだけ」(ソフトバンクモバイルの孫正義代表取締役社長)。2010年12月中旬ころの開始を予定している。

 Androidマーケットは、米Googleが運営するAndroid向けアプリの流通市場。Androidマーケットで有料アプリを購入する場合は、オンライン決済代行サービス「Google Checkout」への登録が必要で、現状はクレジットカード払いしか選択肢がない。今回、ソフトバンクは米グーグルと契約することで、支払い方法の選択肢としてソフトバンクモバイルによる決済を加えた。

 ソフトバンクモバイルによる決済の対象となるアプリはAndroidマーケットに登録されている全アプリ。ただし、当初は日本円で値付けされているアプリだけが対象となる。「ドルやユーロで値付けされているアプリは、課金システムの関係でスタート時点では対象外」(会場の説明員)。Androidマーケットで購入したアプリは、購入後24時間以内であればアンインストールして払い戻しを受けられる。これはクレジットカード払いの場合もソフトバンクモバイルによる決済の場合も条件は同じという。

 なお、ソフトバンクモバイルは2010年11月中旬以降、Androidマーケット内で「Softbankピックアップ」の提供を開始する。同社のAndroid搭載スマートフォンにプリインストールされている「マーケット」アプリにSoftbankタブを設け、そのなかで同社が選んだアプリを紹介する。