ウェブサイトコンテスト 電子県庁部門で優勝したドゥアイネットが応募したWebページ。「脱下請け」への道のりをレポートした
ウェブサイトコンテスト 電子県庁部門で優勝したドゥアイネットが応募したWebページ。「脱下請け」への道のりをレポートした
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ウェブサイトコンテスト ダウンサイジング部門で優勝したランカードコムによるWebページ。OpenCOBOLなどOSSを活用した長崎県のダウンサイジング手法を解説した
ウェブサイトコンテスト ダウンサイジング部門で優勝したランカードコムによるWebページ。OpenCOBOLなどOSSを活用した長崎県のダウンサイジング手法を解説した
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 長崎県高度情報化推進協議会とオープンソースベンダーフォーラム長崎は2010年10月29日、「がんばれ地場企業コンテスト」の受賞企業を発表した。「ウェブサイトコンテスト」では下請けからの脱出や県庁システムのダウンサイジング手法を報告したWebサイトが優勝した。

 同コンテストの目的は地元IT企業の活性化。今回が初の開催となる。企業をアピールするWebページを競う「ウェブサイトコンテスト」と、システムの設計仕様書の出来を競う「設計書の匠コンテスト」の2つのコンテストが行われた。長崎県ではオープンソースソフトウエア(OSS)活用や分割発注により県のITコスト削減と地元IT企業育成を進める「ながさきITモデル」を推進している。コンテストはこのながさきITモデルへの参加企業を対象に実施した。

 「ウェブサイトコンテスト」は電子県庁部門とダウンサイジング部門の2部門で行われた。

 電子県庁部門はドゥアイネットが優勝。業務の100%が下請けか技術者派遣だった同社が、長崎県のシステム開発を落札しながさきITモデルに参画したことを手がかりに、下請けから脱出、関東の大手企業との新規取引を果たすまでの過程をWebページにした。

 ダウンサイジング部門は、ランカードコムが優勝した。現在メインフレーム上にある長崎県の基幹システムを、オープンソースのOpenCOBOL、MySQL、Perlを利用してLinuxサーバーにダウンサイジングする手法を解説している。

 「設計書の匠コンテスト」は長崎県の県庁システム開発で実際に作成した設計仕様書を25人が出品。ドゥアイネットの村田康祐氏が優勝した。

[発表資料(長崎県高度情報化推進協議会)]
[がんばれ地場企業コンテスト ウェブサイトコンテスト応募作品]