北陸朝日放送は2010年10月29日、凸版印刷と提携し、デジタルサイネージの実証実験を開始した。石川県内のスーパーの店頭に凸版印刷が開発したデジタルサイネージのモニター(EPOPNEO)を設置し、食品メーカーのPR動画や放送したパブリシティー映像を、北陸朝日放送が各メーカーのキャンペーンに合わせて配信する。

 配信する具体的なコンテンツは、北陸朝日放送の番組と連動した料理映像やレシピなどである。当面は実験期間として、売り場での消費者の動きなどのデータを収集する。

 コンテンツは通信機能を使ってEPOPNEOに配信する。適宜、最新情報に更新して消費者にアピールする。「テレビ媒体として売り場に直結した販売促進の支援を行う」(北陸朝日放送)という。

 なお北陸朝日放送は、この事業展開に合わせて、凸版印刷が運営する電子チラシサイト「shufoo!」と連携した番組サイトを立ち上げており、電子チラシを活用した視聴者サービスも行っている。