電通、ディーツー コミュニケーションズ(D2C)、美術出版ネットワークス(美術出版)は2010年10月28日、3社共同でスマートフォンやタブレット端末(iOSおよびAndroid搭載機)の様々なアプリ上で、絵文字などのデコメ素材を販売するプラットフォーム「デコマーケット」(decomarket.jp)のサービスを2010年11月に開始すると発表した。
デコメ(デコメール)とは、メールに絵文字や装飾、アニメーションなどを付与できるサービスである。既存の携帯電話機向けデコメ販売の市場規模は、年間約228億円(2009年市場、モバイル・コンテンツ・フォーラム調査)と成長しているが、スマートフォンで利用できるデコメ販売の本格的なプラットフォームはまだ存在していないという。そこで、電通、D2C、美術出版は共同で、スマートフォンやタブレット端末向けデコメ素材販売プラットフォーム「デコマーケット」を開発したとしている。
ユーザーはスマートフォンやタブレット端末上で、デコメアプリやプリクラアプリ、Twitter系アプリ、SNS系アプリなどに組み込まれた「デコマーケット」販売用ストアアプリから、絵文字やピクチャ・テンプレートといったデコメ素材を購入し、それぞれのアプリで利用できる。
さらにアプリ開発会社に対して「デコマーケット API」を提供する。アプリ開発会社は、このAPIを利用することで様々なアプリにデコレーション機能を付加でき、「デコマーケット」販売の成果報酬を得られるという仕組みである。
このサービスは、電通、D2C、美術出版が共同開発し、美術出版がプラットフォーム運用、D2Cがデコメ素材プロバイダー開拓とアプリケーションデベロッパ開拓を担当する。
[発表資料へ]