Eye-Fi Centerの画面(英語版)。画像を送るには右下の「Email」ボタンを押す
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すると、対応する電子メールサービスの一覧が表示される。下端に表示されるリンクをコピー・アンド・ペーストしてもよい
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受け取った相手がリンクを開くと、ブラウザーでこのような画面が表示される。クリックして選んだ画像ファイルのデータをすぐにダウンロードできる
受け取った相手がリンクを開くと、ブラウザーでこのような画面が表示される。クリックして選んだ画像ファイルのデータをすぐにダウンロードできる
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iPhoneでも画像の表示やダウンロードは可能だ
iPhoneでも画像の表示やダウンロードは可能だ
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新サービスの説明をする、アイファイジャパン代表取締役の田中大祐氏
新サービスの説明をする、アイファイジャパン代表取締役の田中大祐氏
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 アイファイジャパンでは、同社の無線LAN対応SDメモリーカード「Eye-Fi」シリーズのユーザーに向けた、無料オンラインストレージサービス「Eye-Fi View」を10月28日から開始する。

 「Eye-Fi」は、同社が2008年12月から発売している無線LAN機能を内蔵したSDメモリーカード。デジタルカメラのメモリーカードとして使うと、近くに無線LANのアクセスポイントがあるとき、パソコンやインターネット上のフォトストレージサーバーに、撮影した写真を自動的に転送できる。価格は最も安い「Eye-Fi Connect X2」(4GB)で実売7000円前後だ。

 今回のサービス「Eye-Fi View」は、Eye-Fiのユーザーなら、容量無制限のオンラインストレージサービスが無料で利用できるというもの。画像をEye-Fi Viewにアップロードするには、同社の写真管理ソフト「Eye-Fi Center」を利用する。

 サーバーにアップロードした画像を友人などと共有したいときは、ダウンロード用のURL(リンク)を生成し、それを友人に電子メールなどで送る。受け取った相手がリンクをブラウザーで開くと、アルバムソフトのような画面で共有対象になっている画像の一覧が表示される。ここで画像を選んでダウンロードボタンを押せば、ダウンロードできる。複数の画像を選択し、まとめてZIPファイルとしてダウンロードすることもできる。パソコンだけでなく、JavaScriptが動作するブラウザーなら、スマートフォンやiPadでも利用可能だ。

 Eye-Fi Viewは、相手がEye-Fiのユーザーでなくても、データを共有できるのがメリット。また、他社のサービスでは画像ファイルを小さくリサイズしてしまうものもあるが、Eye-Fi Viewの場合、撮影したままのフルサイズのデータを共有できる。

 無料サービスの場合、写真がオンラインストレージに残っているのは、アップロード後7日間まで。ただし、月額480円(または年額4800円)を支払って「Eye-Fi Premium」の会員になれば、この日数制限はなくなる。

 アイファイジャパン代表取締役の田中大祐氏は、「このサービスを切り口に、単に高機能SDメモリーカードを販売するのではなく、ユーザーに便利なサービスを提供する企業になりたい」と、サービスの位置付けを述べた。今後、「Eye-Fi Premium」のユーザー向けに別のサービスを提供することを検討してる。