画面●EyeWonderの広告例
画面●EyeWonderの広告例
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 米Adobe Systemsは米国時間2010年10月26日、スマートフォン向け広告の規格策定に関する協業を発表した。大手デジタル広告企業6社と協力し、Flash Player 10.1あるいはHTML5をサポートするデバイスを対象としたフルスクリーン表示のモバイル広告形式の普及促進に取り組む。

 Adobeを含む7社が新たに定義する広告形式は「FS-microsite」と「FS-video」の2種類。FS-micrositeは、単なるフルスクリーンの静止画像ではなく、インタラクティブな製品情報などを組み込む。ユーザーはWebブラウザーに移動することなく、より詳しい情報を得ることができる。FS-videoでは、テレビ放送や高画質配信用広告ビデオをモバイル向けに最適化して掲載する。

 今回Adobeと提携を結んだのは米Limelight Networks傘下のEyeWonder、米Greystripe、米Medialets、米MediaMind、米PointRoll、米Sprout。共同で策定した広告形式の普及促進にも取り組み、インターネット広告の標準策定団体Interactive Advertising Bureau(IAB)やモバイルマーケティングの推進業界団体Mobile Marketing Association(MMA)などに働きかけていくとしている。

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