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 ローソン店舗におけるデジタルサイネージ「東京media」を運営しているクロスオーシャンメディアは、新しい形態のコンテンツ表示に関する実証実験を2010年10月26日から開始した。実験ではデジタルサイネージ端末のディスプレイを見ている人の画像をカメラで取得・解析し、視聴者の属性(性別・年代)に応じて放映コンテンツを振り分ける。

 具体的には、女性および電話番号がディスプレイに表示され、その番号に電話をかけるように促される。電話をかけると、ディスプレイに映っている女性の携帯電話機が鳴動し、その女性が擬似的に応答するというものである。携帯電話機からは音声コンテンツが流れる。今回は、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製の携帯電話機を紹介する内容のコンテンツにしている。

 実験期間は2010年10月26日~2010年11月16日で、午後7時から午前1時が放映時間になる。実験場所はローソン渋谷三丁目店とローソン田町駅三田口店の2店舗である。コンテンツの振り分けには、アビックスが提供しているデジタルサイネージ向け視認者分析サービス「リアルなう」を利用している。クロスオーシャンメディアは今回の実証実験を通じて、ターゲットを絞り込んだ広告アプローチおよびインタラクティブ性のある新たな広告手法の可能性が広がることを期待している。

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