写真1●マイクロソフト 代表執行役 副社長 コンシューマー&オンライン事業部担当の堂山昌司氏
写真1●マイクロソフト 代表執行役 副社長 コンシューマー&オンライン事業部担当の堂山昌司氏
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写真2●米Microsoft シニアバイスプレジデント Windows Liveのクリス・ジョーンズ氏
写真2●米Microsoft シニアバイスプレジデント Windows Liveのクリス・ジョーンズ氏
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 マイクロソフトは2010年10月22日、Windows 7発売1周年を記念したプレス向けイベントを開催。同社 代表執行役 副社長 コンシューマー&オンライン事業部担当の堂山昌司氏(写真1)が、コンシューマー市場におけるWindows 7の動向と、年末商戦に向けた新施策を説明した。

 堂山氏によると、Windows 7の顧客満足度はVistaと比較して約30%向上し、サポートコール数は約60%減少した。「これらの数値から分かる通り、Windows 7はとても使い勝手が良いOSとして評価されている」(堂山氏)。

 年末商戦に向けて、同社は「Windows 7 Home Premiumアップグレード版」を約10%割引の優待価格で提供するなどのキャンペーンを展開する。同日から12月31日までのキャンペーン期間中、数量限定で「Windows 7 Home Premiumアップグレード版優待パッケージ」、Windows 7 Home Premiumと地上デジタル対応TVキャプチャBOXがセットになった「同 地デジおまかせパック」、「Windows Anytime Upgradeパック Home PremiumからProfessional PC同時購入版」の3パッケージを発売する。

ムービーメーカーで作成した動画を直接ニコ動へアップできる機能も

 イベントには、個人向けオンラインサービス「Windows Live」の責任者である米Microsoft シニアバイスプレジデントのクリス・ジョーンズ氏(写真2)も登場。9月30日に正式版をリリースした「Windows Live Essentials 2011」の新機能と、Windows Liveのパートナー戦略を紹介した。

 Windows Live Essentials 2011は、Windows Liveを通じて無償提供されるアプリケーション群。メールソフト「Windows Live メール」、画像編集ソフト「Windows Live フォトギャラリー」、動画編集ソフト「Windows Live ムービーメーカー」、メッセージングソフト「Windows Live Messenger」、データ同期ソフト「Windows Live Mesh」などを含む。

 ジョーンズ氏は、「Windows Liveは、Windows 7の機能を補完するオンラインサービスとして開発した。複数デバイス間でデータを同期するWindows Live Meshや複数SNSの情報を集約できるWindows Live Messengerによって、新しいユーザーエクスペリエンスを実現する」と述べた。

 また、Windows Liveの今後の展開について、ジョーンズ氏は、「Windows Live上で様々な企業のサービスが利用できるように、パートナー連携を強化していく」と説明する。現在、同社はフェイスブックとアライアンスを結び、Facebookに投稿された写真や共有リンクなどの情報をWindows Liveで取得して、Windows Live MessengerやHotmailで共有できるようにしている。

 ニワンゴが運営する動画共有サービス「ニコニコ動画」との連携も強化する。今後、Windows Live ムービーメーカーで作成した動画を、直接ニコニコ動画へアップロードできる機能や、ニコニコ動画へ投稿したレポートをWindows Live Messengerで共有する機能などを実装していく予定という。

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