写真●「IBM LotusLive Notes」のメール閲覧画面
写真●「IBM LotusLive Notes」のメール閲覧画面
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 日本IBMは10月20日、グループウエアのSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)「IBM LotusLive Notes」をこの10月21日から国内で提供すると発表した。前年10月から提供している「iNotes」の上位版に位置付け、Webブラウザーのほか、Notesクライアントからも接続できるようにした。

 LotusLive Notesは、同社のグループウエアソフト「Lotus Notes/Domino」のメール/カレンダー/スケジューラ機能を提供するサービス。メールのプレビュー画面や転送禁止設定など、従来のiNotesでは省かれていた機能を用意する。グループスケジュールとDJX(ドミノディレクトリ日本語拡張)など一部を除き、Notesクライアントソフト相当の機能が利用できる。

 利用環境は、Internet ExplorerやMozilla FirefoxなどのWebブラウザーとNotes 8.5クライアント。携帯端末向けには、Windows Mobileや、iOS(iPhone/iPad)、Nokia Symbianが持つメール/スケジュールクライアントとの同期機能「Traveler Services」をオプションで提供する。Android版の開発も予定している。

 IBM LotusLive Notesの利用料金は1ユーザー当たり年間8580円(税抜き)、Traveler Servicesオプションは年間3440円(同)である。下位版のiNotesは、1ユーザー当たり年間5150円(同)で提供されている。