Tri-De WebFilter 2.0の画面
Tri-De WebFilter 2.0の画面
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 ジャストシステムは、自然言語処理技術を活用したWebフィルタリングソフトの最新版「Tri-De WebFilter 2.0」(トリデ ウェブフィルター 2.0)を2010年12月10日発売する。フィルタリング精度を高めたほか、企業・官公庁の要望に応えて不用意な情報発信を防止する機能を強化した。

 URLデータベースによるアクセス制限に加え、NLP(自然言語処理)技術を応用して独自開発した「コンテンツフィルター」を使って未知のWebページでも記載内容から的確にフィルタリングを行うソフト。ライセンス専用製品でサーバー上で動作する。

 新たに掲示版サイトやSNSなどのソーシャルサイトへの書き込みを制限する「書き込み制御」機能を追加した。情報の閲覧だけを許可したいという企業などのニーズに応えたもので、従来の学校から、企業・官公庁に顧客を拡大することを狙う。

 ほかにも、アクセスログやブロックログをもとに利用状況を統計出力する「ログレポートツール」、禁止サイトを利用者判断で一時閲覧可能にする「強行閲覧」機能などを搭載する。また、URLデータベースからアクセスを制限する「URLフィルター」には、「学校裏サイト」カテゴリーを追加した。

 動作環境はWindows Server 2003/2008、アプリケーションサーバーはTomcat 6.0.x(Tomcat 6.0.20を同こん)、Java環境はJava SE 6.0 Update 14(同こん)。また、Hyper-VとVMwareの仮想環境に対応する。管理ツール利用クライアント動作環境はInternet Explorer 6以上。

 ライセンス価格(税別)は、新規で利用台数5~25台の法人向けがクライアントパソコン1台あたり年間9000円(乗り換えと2年目以降の更新は年間4500円)。官公庁・自治体向けと学校・教育機関向けは同6000円(同3000円)など。2011年3月にLinux版も発売する予定。