写真●業務用PCに「仮想PCセキュアアクセス」の仮想デスクトップを表示させたところ
写真●業務用PCに「仮想PCセキュアアクセス」の仮想デスクトップを表示させたところ
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 三菱電機情報ネットワーク(MIND)は2010年10月18日から開催している「Security Solution & ERM 2010」(ITpro EXPO 2010と併催)で、インターネット接続専用の仮想デスクトップを月額料金制で提供するサービス「仮想PCセキュアアクセス」をデモ展示している。ウイルス感染や情報漏えいを防ぐために、業務用PCとインターネット接続用PCを厳格に分けている金融機関などに向けたDaaS(デスクトップ・アズ・ア・サービス)だ。

 仮想PCセキュアアクセスでは、MINDのインタネットデータセンターに「VMware View」の仮想デスクトップ環境を構築し、それを利用企業の業務用PCから利用する仕組み(写真)。業務用PCと仮想デスクトップの間でデータのやり取りはできない。業務用PCとインターネット接続用PC、およびそれぞれのPCをつないだ2系統のLANを1つに統合できるため、利便性アップとコスト削減が可能になる。

 仮想デスクトップは、複数のユーザーで共有したり、特定のユーザーに1台ずつ割り当てたりできる。特定サイトへのアクセスを制限するフィルタリング機能やメール機能(オプション)も用意している。仮想PCセキュアアクセスの提供開始時期、料金は未定。