ジュピターテレコム(J:COM)と日本BS放送(ビックカメラの子会社)は2010年10月19日、「J:COM TV デジタル」においてBSデジタル放送「BS11デジタル」の放送を11月1日に開始すると発表した。

 J:COMは既存運営局のデジタル化が完了したことから、一部を除いて2010年9月末のアナログ多チャンネル放送を終了した(関連記事)。これにより空く帯域を利用して、BS11デジタルの導入を決定した。「加入者からBS11採用希望が数多く寄せられており、今回導入することで顧客満足度向上およびJ:COM TV視聴促進を図る」(J:COM)という。J:COM傘下のケーブルテレビ事業者のうち、J:COM 東上とJ:COM 所沢、J:COM かながわセントラルは現時点でBS11デジタルを導入していないが、順次放送開始を予定する。

 J:COMはBS11デジタルの導入に加えて、日本BS放送から3Dコンテンツの提供を受けて、J:COM オンデマンドにて有料もしくは無料で提供する。このほかに2Dコンテンツの供給も受けて、J:COM オンデマンドの無料コンテンツを拡充する。さらにビックカメラと連携し、全国9店舗にJ:COMコーナーを設置するなど、J:COM新規加入獲得も同時に目指す。
 
 J:COMは、「今後も多チャンネルアナログ放送終了によって空いた帯域を有効的に活用すべく、新チャンネルやサービスの導入および改善を実施していく」としている。

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