写真1●日立製作所はプライベートクラウド環境構築にカスタマイズとパッケージの2種類を用意する
写真1●日立製作所はプライベートクラウド環境構築にカスタマイズとパッケージの2種類を用意する
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写真2●ブレードサーバー「BladeSymphony BS320」
写真2●ブレードサーバー「BladeSymphony BS320」
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 プライベートクラウド環境の構築をよりスピーディに――。2010年10月20日まで開催中の「ITpro EXPO 2010」で、日立製作所は「Harmonious Cloud Packaged Platform」を出展(写真1)。プライベートクラウドを迅速に導入するために、サーバーやネットワーク、ストレージ、仮想化機構、運用管理ソフトウエア、導入サービスをパッケージ化した製品だ。通常であれば構築に数カ月かかるプライベートクラウド環境を、最短で約3週間という短期間で構築可能だという。

 Harmonious Cloud Packaged Platformの特徴の一つとして、企業ユーザーのニーズに応じて仮想化基盤を2種類から選択できることが挙げられる。具体的には、日立独自のサーバー仮想化機構「Virtage(バタージュ)」か、ヴイエムウェアの「VMware vSphere」のいずれかから選べる。前者は高性能・高可用性重視する場合に、後者はWindows 2000などのレガシーOSの延命や集約を重視する場合に選択される。
 
 さらに、日立ブースではHarmonious Cloud Packaged Platformで採用されるブレードサーバー「BladeSymphony BS320」も展示(写真2)。小型高集積モデルで、主に中小規模事業所での利用に適している。1シャーシに10ブレード搭載でき、Virtageと組み合わせれば最大80仮想サーバーまで構築することが可能だ。