写真●11.6インチ液晶ディスプレイ搭載、Android搭載のIP電話機「Avaya Desktop Video Device」
写真●11.6インチ液晶ディスプレイ搭載、Android搭載のIP電話機「Avaya Desktop Video Device」
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 日本アバイアは、10月18日~20日に東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO2010」において、Android搭載のテレビ電話システムを展示中である(写真)。11.6インチ液晶ディスプレイを備えた電話機「Avaya Desktop Video Device」と、その上のユーザー・インタフェース「Avaya Flare Experience」から構成する。同社のデジタルPBXとともに、システムの一部として販売する。

 この電話機の特徴は、企業ユーザーが日常的に使うコミュニケーション手段を一台に詰め込んでいることである。電話機能(SIPによるIP電話機能)のほか、HD動画、電子メール、IM(インスタント・メッセージ)、各種ソーシャルメディア(Facebook、Twitterなど)などの機能を統合した。また連絡帳アプリケーションなども搭載する。スマートフォンのデスクトップ版のような位置づけといえる。WiFiと有線LANの両方を利用でき、さまざまな設置条件に対応できるとしている。VPN(仮想プライベート・ネットワーク)にも対応する。

 各種アプリケーションは汎用OSのAndroid上で動作させているため、新たにカスタム・アプリケーションを開発して搭載することもできる。同社では、この機種独自のAPI(SIP、動画など)を活用したアプリケーションの受託開発も可能と説明する。開発はパートナー企業が請け負う。

 現在は開発中の段階である。米国では2010年11月に発売予定。アジア諸国では2010年末までの市場投入を目指す。

■変更履歴
「同社では、この機種独自のAPI(SIP、動画など)を活用したアプリケーションの受託開発も請け負う」としていましたが、正しくは「同社では、この機種独自のAPI(SIP、動画など)を活用したアプリケーションの受託開発も可能と説明する。開発はパートナー企業が請け負う」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2010/10/22 16:17]