写真1●NEXTOUCH(ネクスタッチ)の画面例。病院向け端末を想定したサンプル・アプリケーションを動作させている
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写真2●NEXTOUCH(ネクスタッチ)でAndroidのホーム画面を表示させた様子
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 イデアクロスは、10月18日~20日に東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2010」において、10.1インチ液晶ディスプレイとFeliCaポートを備えるAndroid2.2搭載タブレット「NEXTOUCH(ネクスタッチ)」を展示中である。デジタル・サイネージ、店舗向け端末、病院向け端末など、業務用に向けたシステムの一部として販売する。端末単品での販売については「商談の内容により検討する」としている。

 展示している端末は、専用アプリケーションを載せ、デジタル・サイネージ端末や店舗向け端末として専用機のように使う形態である。ただし、中身は汎用のAndroid2.2で多種多様なアプリケーションを動作させることができる。

 端末の仕様は、Androidタブレットとしては最新の水準といえる。CPUには、韓国サムスン電子製のアプリケーション・プロセッサS5PV210(最大動作周波数1GHz)を搭載。10.1インチ、表示解像度1024×600画素、LEDバックライト付き液晶ディスプレイとマルチタッチの静電容量タッチパネルを備える。スピーカーを内蔵し、SDカード・スロット、USB2.0を備える。本体寸法は167.7×287.6×26.0mm、重量は約650g。12Vの外部電源で動作する。

 この端末独特の仕様が、FeliCaポートと有線LAN(10/100base-T)である。FeliCaポートの利用法として、FeliCa搭載の携帯電話機にURLを渡してWebサイトを閲覧してもらう使い方のほか、携帯電話の情報を読み取って会員情報登録に利用する使い方も想定している。また、有線LANは、病院や店舗などに設置する場合の都合により、無線LANではなく有線LANを使いたいというニーズに対応する。また、この端末をWiFiホットスポットとして使うことも可能という。