写真●左のiPadには証明書が登録され、手前下にあるネットワーク認証サーバーのNet'Attest EPSでネットワーク認証する。デモではiPadから右のWindowsパソコンにリモートデスクトップ接続していた
写真●左のiPadには証明書が登録され、手前下にあるネットワーク認証サーバーのNet'Attest EPSでネットワーク認証する。デモではiPadから右のWindowsパソコンにリモートデスクトップ接続していた
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 ソリトンシステムズは2010年10月18~20日に開催中のITpro EXPO 2010展示会で、iPadやiPhoneから自席のパソコンにリモートデスクトップ接続するデモを実施している。同社が提供するネットワーク認証サーバーのNet'Attest EPSを使って、iPadやiPhoneを無線LAN経由で社内システムに安全に接続するソリューションである。

 Net'Attest EPSは、RADIUS認証を行うネットワーク認証サーバーとしての機能に加え、電子証明書を発行して運用できる証明機関機能を搭載する。今回のデモでは、iPadやiPhoneを業務上で社内LANに接続するための認証を中心に説明していた。

 iPadやiPhoneを、社内の無線LANアクセスポイントを経由して社内LANに接続したり、公衆無線LANサービスのスポットからリモートで接続する際に、セキュアな接続環境を確保できる。具体的には、証明機関機能を利用してNet'Attest EPSから電子証明書を発行し、iPadやiPhoneに登録。アクセス時にはこの電子証明書を使って認証する。

 デモでは、iPadから無線LANを経由して社内ネットワークにアクセスし、自席のパソコンにリモートデスクトップ接続する様子を見せていた。iPadの画面にはWindowsパソコンのデスクトップが表示され、iPadからリモートで操作できる。「iPadやiPhoneを業務端末として利用するトレンドは加速している。顧客からの要望があれば、ネットワーク認証サーバーを使った安全な社内ネットワークへの接続ソリューションが提供可能なことを示した」(同社の説明員)という。