新会社ニジボックスの社長に就任する予定のメディアテクノロジーラボの木村稔局長
新会社ニジボックスの社長に就任する予定のメディアテクノロジーラボの木村稔局長
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 リクルートは2010年10月18日、100%出資の子会社「ニジボックス」を設立すると発表した。新会社は11月1日に設立。携帯電話向けサイトやソーシャルアプリ、スマートフォン向けアプリなどのデジタルコンテンツの開発、配信を手掛ける。

 ニジボックスは、リクルートが2007年に立ち上げた実証研究機関メディアテクノロジーラボ(MTL)の中のデジタルコンテンツユニットを切り出して企業化するもの。同ユニットでは、既に28の携帯電話向けサイト、2つのソーシャルアプリ、2つのスマートフォン向けアプリを開発、運営しており、これらはすべて新会社に移行する。新会社の社長には、MTLの木村稔局長が就任する。

 発表会に登壇した木村局長は、「デジタルコンテンツ事業では我々は後発」としながらも、「ビジネススキームや組織の形を作り、それを他分野に横展開することで、生産性を向上していくのはリクルートの強み。強みを生かしてサービスを拡大していきたい」と説明。「3年後までには国内外で1000サービスを運営。5年後には100億円の売り上げを目指す」と意気込んだ。

■変更履歴
記事掲載当初、メディアテクノロジーラボの略称が間違っていました。正しくは「MTL」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2010/10/18 20:15]