日本プルーフポイントは2010年10月18日、電子メール誤送信対策ソリューションに、一時保留メールをワンクリックで再送信する機能を追加したと発表した。ポリシー違反で保留されたメールの処理を簡素化して生産性低下を防ぐ。12月から出荷する予定。

 同社のiDLP(inadvertent DLP=不注意からの情報漏えい防止)ソリューションに追加した。iDLPを使うと、「メールの暗号化と送信後の取り消し」「添付ファイル送信後の取り消し」「マネージャー承認」「送信先アドレスの秘匿」の4つの機能を組み合わせて、各企業のセキュリティポリシーに合ったメール運用が可能である。

 新機能は、送信されるメールがポリシー違反のため保留となった場合、送信者が直ちに通知を受けてワンクリックで適切な処理を選んで実行できる。処理は「強制送信」「暗号化して送信」「送信を取り消す」から選択する。従来は一時保留メールを再送信するには、特別なアカウントでのログインが必要で、送信者自身では処理できなかった。