写真1●左からセブン銀行の安斎隆会長、NECの木下学常務、セブン銀行の二子石謙輔社長
写真1●左からセブン銀行の安斎隆会長、NECの木下学常務、セブン銀行の二子石謙輔社長
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写真2●セブン銀行が2010年11月からテスト運用を開始する新型ATM
写真2●セブン銀行が2010年11月からテスト運用を開始する新型ATM
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 セブン銀行は2010年10月18日、セブンイレブンやイトーヨーカドー店内などに設置するATMの新型機を発表した。第3世代となる新型機は、1取引当たりの処理時間を現行機の3分の2に短縮した。セブン銀行の安斎隆会長は「1時間当たりの利用可能件数は80件から100件に増える。ピーク時間帯におけるATMの待ち行列を緩和できるなど、セブンイレブンを訪れる顧客の利便性を一層高められる」と強調した(写真1)。

 新型機は省電力化も進めた(写真2)。具体的には、取引時間以外は省エネモードに切り替えたり、ディスプレイのバックライトを発行ダイオード(LED)にしたりして、消費電力を現行機の約半分に抑えた。2010年11月に、西東京地区のセブンイレブン店舗に約50台設置し、テスト運用を開始する。2011年3月から順次、東京都を中心に本格導入を始め、2015年9月までに入れ替えを終える計画だ。新型機の開発はNECが担当した。