ITpro EXPO 2010会場で体感できるポリコムの「Polycom ATX 300」
ITpro EXPO 2010会場で体感できるポリコムの「Polycom ATX 300」
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 10月18日から20日まで開催中のITpro EXPO 2010において、ポリコムはテレプレゼンスの新パッケージ「Polycom ATX 300」を展示している。

 Polycom ATX 300は、「ディスプレイや什器が、会議で使用する部屋のデザインに合わせて自由にチョイスできる」(同社)のが特徴の一つ。ポリコムが最低限のシステムとして、カメラと、コーデック、マイク、コントローラーを用意。それ以外の構成要素、例えばディスプレイは、プラズマや液晶といった種類や大きさなど、ある程度の制限はあるものの、ユーザーが選んだ製品を利用できる。

 ポリコムのテレプレゼンス製品はこれまで、フルHDの映像装置とステレオの音響システム、会議テーブルなどのモデルがあらかじめ決められており、室内を丸ごとデザインするものだった。遠隔地にいても、あたかも同じ空間にいるかのような臨場感を得られるものの、導入価格は3000万円以上かかる。

 これに対しPolycom ATX 300の価格は、「ディスプレイなどテレプレゼンスに必要なシステムをそろえた場合、1500万円ぐらいからが一つの目安になる」(同社)という。

 テレビ会議は、パンデミックや自然災害によって移動できない場合や出張費低減に向けた対策として有効とされる。Polycom ATX 300は、会議の質を落とさず、できるだけ低コストで導入したい企業には選択肢の一つになるだろう。