PFUは、ITpro EXPO 2010と同時開催の展示会「eドキュメントJAPAN 2010」で、米Salesforce.comの顧客管理クラウドサービス「Salesforce CRM」と連携する名刺管理システム「ScanSnap + Salesforce CRM」を参考出展している。
本システムは、文書スキャナ「ScanSnap」本体と名刺管理ソフトで構成される。このソフトはOCR(光学式文字読み取り)機能を備えており、スキャナで取り込んだ名刺の画像データから文字情報を自動抽出する。
電子データ化した名刺情報は、検索機能を備えたデジタル名刺帳にファイリングできるほか、ボタン一つでSalesforce CRMに転送することができる。「Salesforce CRMに名刺データを保存しておけば、iPhoneやiPadなどのモバイル端末を使って社外から名刺を閲覧することができる。営業担当者は名刺の束を持ち歩く必要がない」(同社ソリューション&ソフトウェアグループ ECMソリューションズ事業部 商品企画開発部の中村剛啓氏)。
本システムは現在開発中で、提供開始時期は未定。「スキャナ新製品を投入するタイミングで、アドオンソフトとして提供することを考えている」(中村氏)。