写真1●Androidスマートフォン3機種など2010年秋冬、2011年春モデルを発表したKDDIの発表会
写真1●Androidスマートフォン3機種など2010年秋冬、2011年春モデルを発表したKDDIの発表会
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写真2●提携を発表したKDDIの田中孝司専務とスカイプのエイドリアン・ディロンCEO
写真2●提携を発表したKDDIの田中孝司専務とスカイプのエイドリアン・ディロンCEO
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 KDDIは10月18日、Android搭載のスマートフォン3機種を発表した(写真1)。ワンセグやおサイフケータイを搭載する「REGZA Phone IS04」(東芝製)、カジュアル性を求めたスマートフォンのエントリーモデル「IS05」(シャープ製)、最新のAndroid OS 2.2を搭載した「SIRIUSα IS06」(韓国パンテック製)である。IS04とIS06は、通信速度が最大9.2Mビット/秒の「WIN HIGH SPEED」に対応する。WIN HIGH SPEEDは、CDMA 1x EV-DO マルチキャリアRev.A方式に準拠したKDDIの通信サービス。

 発売時期は、IS04とIS05が2011年春、IS06が2010年秋冬を予定する。10月4日に発表済みの「IS03」を加えると、KDDIのAndroidスマートフォンは合計4機種となる。

 KDDIは、Androidスマートフォン向けにソーシャルアドレス帳「jibe」を提供する。Twitterやau one GREE、mixiなどのSNSのほか、ブログ、店舗情報など16個のサービスをまとめて1画面で表示できるアプリケーションである。同ソフトは、Jibe Mobileと共同開発した。

 スマートフォン以外に、韓国サムスン電子のタブレット端末「SMT-i9100」を発表した。Android 2.2対応で、アドビシステムズのFlash対応コンテンツを表示できる。無線LAN端末として自宅やオフィス、ホットスポットで利用できるほか、モバイルルーターとの組み合わせでKDDIのサービス地域でも利用可能。

 このほか18日の発表では、スカイプ・テクノロジーズ(ルクセンブルク)との提携を発表した(写真2)。データ通信向けのパケット交換網ではなく、回線交換網を利用することで高い品質を保証するという。第1弾としてIS01とIS03向けのアプリ「Skype au」を利用できるようにする。2011年にはBREW対応のau端末向けにも提供する。料金は改めて発表する予定だが、「基本的には無料」(同社)とした。