写真●「uniConnect Dialer for スマートフォン」の画面
写真●「uniConnect Dialer for スマートフォン」の画面
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 エス・アンド・アイ(S&I)は、ITpro EXPO 2010の「テクノロジー最前線」ブースに、スマートフォン対応のPBXシステム「uniConnect」を出展している。

 uniConnectは、手持ちのスマートフォンから、会社の固定電話番号で通話の発着信ができるようにするシステム。iPhone/iPadとAndroid端末で動作するダイヤラーのアプリケーション「uniConnect Dialer for スマートフォン」に通話相手の番号を入力すると(写真)、これが「CommuniGate Pro」というサーバーに伝えられる。このサーバーが、通話相手と手持ちのスマートフォンにそれぞれ電話をかけ、両者の通話を中継する。このとき通話相手には、会社の固定電話番号で発信する。

 展示ブースでは、東海ソフトの「名刺ファイリング・サーバー」とCommuniGate Proを連携させる仕組みのベータ版も参考出展している。スキャナで名刺を読み取り、名刺ファイリング・サーバーに入れると、連携するCommunigate Proがデータを取り込み、これがスマートフォンの「連絡先」と同期するというものだ。

 なお、S&Iは会期中の2010年10月18日、小規模オフィス向けにパッケージ化した新製品「uniConnect mini for Voice」を発表した。ソフトウエア(CommuniGate ProとuniConnectダイヤラー for スマートフォン)、ハードウエア(プラットフォームサーバーと回線ゲートウエイ)、収納ラック、基本セットアップ費用をまとめて提供する。価格は、25ユーザーの最小パッケージの場合で税別150万円。

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