実演家著作隣接権センター(CPRA)は、日本音楽事業者協会(音事協)および音楽制作者連盟(音制連)とともに、日本ケーブルテレビ連盟およびその会員社と、2011年度のケーブルテレビにおける放送の同時再送信の「放送実演」についての新契約を締結し、使用料を徴収することになったと発表した。
現在、CPRAと音事協、音制連は、日本ケーブルテレビ連盟と基本契約を締結するとともに、各ケーブルテレビ事業者と個社契約を締結し、徴収を行っている。今回締結した新契約は、2011年度が対象である。会員社からの使用料徴収業務は、日本ケーブルテレビ連盟に委託する。使用料算式は、原則前年度末の総接続世帯数に単価を乗じて算出する方式に変更する。
なお、ケーブルテレビの権利処理は大きく分けて、「放送実演」と「レコード実演」がある。レコード実演の報酬については、引き続き協議中である。