写真●パワーアップして再登場、パイオニアソリューションズの「ディスカッションテーブル」
写真●パワーアップして再登場、パイオニアソリューションズの「ディスカッションテーブル」
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 2010年10月18~20日に開催しているITpro EXPO 2010で、パイオニアソリューションズが出展したモニター一体型会議システム「ディスカッションテーブル」(写真)が注目を集めている。昨年も同社はITpro EXPOに出展、ITpro EXPO AWARD 2009 特別賞を受賞した(関連記事)。今回は「昨年見せた製品に顧客からの声を反映し、大幅にパワーアップした」(同社)という。

 ディスカッションテーブルは、横に置いたタッチパネル型50インチモニターを中心とする会議システム。複数の人間でモニターを囲み、モニターに表示したドキュメントを手で拡大・縮小したり、向きを変えたりしながら、議論できる。ドキュメントを“放り投げる”と、縦位置に置いた別のディスプレイにそのドキュメントを表示する。

 今回出展したディスカッションテーブルでは、扱えるドキュメントの種類を大幅に増やした。PowerPointやExcelをモニター上で利用できるようにしたほか、会議の参加者がノートパソコンに表示している画面イメージをWiFiで取り込み、モニター上で利用できるようにした。PFUのイメージスキャナーであるScanSnapを使って取り込んだ紙のドキュメントのイメージも扱えるようにした。

 縦位置に置いたディスプレイは昨年の2面から3面に増強。より多くの情報を表示しながら、議論できるようにした。モニターに映したドキュメントをiPhoneやiPadに表示する機能も追加した。「将来的にiPadにドキュメントの検索機能も追加したい」(同)としている。

 ディスカッションテーブルは既に導入実績があるという。「まだ顧客からの要望の半分程度しか盛り込めていない」(同)とみており、顧客への導入を通じて機能強化を継続していく考えだ。