NYTimes App for iPadの画面例
NYTimes App for iPadの画面例
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 米New York Timesは米国時間2010年10月15日、米Appleのタブレット型コンピュータ「iPad」に最適化したコンテンツ閲覧アプリケーション「NYTimes App for iPad」をリリースした。Appleのモバイルアプリケーション配信サービス「App Store」を通じて無償で提供している。

 NYTimes App for iPadは、従来のiPad用アプリケーション「Editors' Choice App」を強化したもの。iPadユーザーは、New York TimesのWebサイト「NYTimes.com」の記事や静止画、動画を閲覧できるほか、ニュース速報の通知やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトとの連携機能を利用できる。2011年に有料化する予定で、それ以降は同アプリケーションを用いた閲覧は有料契約が必要になる。

 NYTimes App for iPadでは、NYTimes.comに登録済みのアカウントでログインすると、25セクション以上の記事やブログ、静止画、動画などのコンテンツにアクセスできる。アカウントを取得していないユーザーは、トップニュース、ビジネス、ビデオなどの4セクションを閲覧可能。新規アカウントの登録は、アプリケーションから直接行うこともできる。

 操作面では、セクション間の切り替えを簡素化したほか、記事下のナビゲーションバーによって同一セクション内の記事を次々に表示して選ぶことができる。動画は記事に埋め込んだ形でも、フルスクリーンでも再生可能。「Facebook」や「Twitter」などで手軽に記事や静止画、動画を共有する機能も提供する。

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