富士通は2010年10月15日、中国の携帯電話最大手である中国移動通信集団からサーバーやストレージなどを受注したと発表した。受注金額は約5000万ドル(約40億円)。富士通が中国で獲得した商談では過去最大規模になるという。

 中国移動から受注したシステムは、UNIXサーバー「SPARC Enterprise」やストレージシステム「ETERNUS」など。合計台数は500台以上である。中国移動は富士通製品を、電話料金請求書をはじめ加入者情報を管理するシステムなどのプラットフォームとして利用する。

 富士通は2005年から中国でサーバーやストレージ関連のビジネスを展開。SPARC EnterpriseやETERNUSは、中国の約31省・自治区の通信業界、教育、政府関連などで採用されている。今回、中国移動は公開入札を実施し、複数ベンダーの中から富士通製品を選択した。