MiFi 2200 Intelligent Mobile Hotspot
MiFi 2200 Intelligent Mobile Hotspot
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 米Appleは米国時間2010年10月14日、同社のタブレット型コンピュータ「iPad」の販売チャネル拡大を発表した。米Verizon Wirelessと米AT&Tが同月28日にiPadの販売を開始する。

 このうちAT&Tは、全米2200以上の店舗でWi-Fiおよび第3世代(3G)ネットワークに対応したiPadを販売する。希望小売価格はAppleと同じく、16Gバイトモデルが629ドル、32Gバイトモデルが729ドル、64Gバイトモデルが829ドル。2種類の料金プランがあり、1カ月当たりのデータ量が250Mバイトのプランは月額14.99ドル、2Gバイトのプランは月額25ドル。いずれも国内2万3000カ所にある同社のWi-Fiホットスポットを利用可能。AT&Tは、AppleのiPad発売以来、そのデータ通信サービスを提供してきたが、端末自体は扱っていなかった。

 一方のVerizon Wirelessは、全米2000以上の店舗でWi-Fi対応版iPadを販売する。同社のモバイルWi-Fiルーター「MiFi 2200 Intelligent Mobile Hotspot」が付属し、希望小売価格は16Gバイトモデルが629.99ドル、32Gバイトモデルが729.99ドル、64Gバイトモデルが829.99ドル。このルーターにより、3Gネットワーク接続を最大5台のWi-Fi端末で共有できる。1カ月当たり1Gバイトのデータ通信が可能な月額20ドルのプランを用意する。iPad単体の販売も行う。

 米国におけるApple製モバイル端末の販売では、これまでAT&Tが独占的提携キャリアとしてスマートフォン「iPhone」の販売を手がけてきたが、iPadでも独占状態とはいかなかったようだ。また米メディアの報道(Wall Street JournalNew York Times)によると、Verizon Wirelessが2011年初頭にもiPhoneの販売を始めると見られている。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]