図1●PFUのIT機器管理アプライアンス「iNetSec Smart Finder センサー」
図1●PFUのIT機器管理アプライアンス「iNetSec Smart Finder センサー」
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図2●管理用ソフト「iNetSec Smart Finder V1.0 マネージャー」 チャート機能で機器情報を把握できる。
図2●管理用ソフト「iNetSec Smart Finder V1.0 マネージャー」 チャート機能で機器情報を把握できる。
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 PFUは2010年10月12日、社内ネットワークに接続されたIT機器を管理できる小型アプライアンス「iNetSec Smart Finder」(アイネットセック スマートファインダー)を11月12日から販売開始すると発表した(図1)。同社によると、IT機器管理アプライアンスとしては国内で初めて、iPhoneやAndroidスマートフォン、iPadなどの小型端末にも対応したという。

 iNetSec Smart Finderは、社内ネットワークに設置することで、ネットワーク内にあるパソコンやサーバー、プリンターなどの機器の状況を把握・管理する。不正接続防止機能を持ち、社内ネットワークへの接続許可がない持ち込みパソコンなどを検知し、通信を遮断する。機器側に専用ソフトをインストールしなくても利用できる。不正接続防止だけでなく、ネットワークに接続している機器を、パソコン、プリンター、小型端末といったように種別に認識する。機器の判別には「機器自動識別辞書」を使う。この辞書機能はアップデートすることで対応機種を増やせる。辞書の更新はサポートサービスとして提供される。

 従来製品「iNetSec Patrol Cube」にはない機能としては、スマートフォンやiPadに対応した前述の点と、「プリンターへの印刷量」や「IT機器の稼働時間」を可視化する機能がある。これにより、印刷量を把握してムダを省いたり、機器の稼働時間から省エネに努めることなどに活用できる。

 商品構成は、管理用ソフト「iNetSec Smart Finder V1.0 マネージャー」(図2)とアプライアンス「iNetSec Smart Finder センサー」、そしてサポートサービス(センドバック保守、オンサイト保守など)から成る。標準価格は、iNetSec Smart Finder V1.0 マネージャーが28万円、iNetSec Smart Finder センサー(1年間の無償サポート付き。複数セグメントまたはタグVLANで使用する場合、別途ライセンスが必要)は18万円。サポートサービスはそれぞれ1年間で、「iNetSec Smart Finder V1.0 マネージャーサポートパック」が2万8000円、「iNetSec Smart Finder センサーサポートパック」が1万8000円(すべて税別)となっている。

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