実験のイメージ
実験のイメージ
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 CSKは2010年10月7日、福岡ユビキタス特区においてIPDC(IP Data Cast)という技術を活用し、福岡市営地下鉄天神駅および中洲川端駅に設置したデジタルサイネージ端末向けに、コンテンツ蓄積放送の実験を2010年10月15日から実施すると発表した。

 IPDCは、放送波に通信プロトコルであるIPを通す技術である。PDFなどの文書ファイル、JPEGなどの画像ファイル、Flashなどのゲームやアプリケーションなど、既存の放送形式以外のさまざまな種類のコンテンツの放送を可能とする。現在普及が進んでいるデジタルサイネージ向けにも、各種形式のコンテンツを放送波で配信できる。

 実験では、観光情報や速報ニュースを掲示し、15秒程度の広告コンテンツを放送する。クーポンや携帯サイトアドレスもあわせて放送する。おサイフケータイ」のユーザーに対してクーポン提供や携帯サイト誘導も可能とする。

 なおこの実験は、福岡市役所(設置場所提供、観光コンテンツ提供)、西日本新聞社(ニュースコンテンツ提供)、西広(広告コンテンツ取りまとめ)の協力を得て実施する。

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