NTTデータは2010年10月6日、信用金庫向けに融資支援システムの共同利用サービスを提供すると発表した。信用金庫が個別にシステムを構築する場合と比べて、初期費用を半額以下に抑えられるとしている。

 同サービスは、自己査定、信用格付、不動産担保評価、財務管理の4機能から成る。不動産担保評価については、NTTデータのクラウドサービス「BizXaaSプラットフォームサービス」のメニューの一つである「MaDoRE」と連携することで、ゼンリンの地図情報や公示地価を利用した正確な査定を可能にしたという。

 すでに2010年9月から、11金庫に対して試験的に提供している。NTTデータは2011年3月末までに100金庫、2012年3月末までに180金庫への導入を目指す。