シャープとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は2010年10月5日、シャープのタブレット端末「GALAPAGOS」向けに、新聞や雑誌、映像、音楽などのエンターテイメント系コンテンツを配信するサービス「TSUTAYA GALAPAGOS」を、2010年12月に共同開設すると発表した。シャープが2010年9月27日に発表したコンテンツ配信サービスにCCCが参加し、共同で提供することになった。12月に約3万冊の電子書籍配信サービスを開始し、来春以降映画や音楽コンテンツを提供する予定である。

 両社は、共同出資会社設立を含むコンテンツサービス事業の業務提携に関する基本合意書を同日締結した。共同出資会社は2010年11月に設立予定で、名称は未定である。資本金は5億円未満で検討中であり、CCCが51%、シャープが49%出資する。

 TSUTAYA GALAPAGOSでは、新聞、雑誌、コミックなどの書籍コンテンツに加え、業界トップレベルのコンテンツ販売実績を持つTSUTAYAの仕入れ力を生かし、映像・音楽・ゲームなどを含むエンターテイメント系コンテンツについて、国内最大級のラインナップ数を取り揃える方針である。さらに、読書の途中に関連動画をストアーから探して閲覧できるなど、ジャンルの枠を越えて既存コンテンツと融合した新しいサービスの提供も検討するという。

 TSUTAYA GALAPAGOSにおける会員管理の仕組みには、CCCが管理・運営する「Tポイントサービス」および「TログインID」を導入し、マーケティングサービスを提供する予定である。

[カルチュア・コンビニエンス・クラブの発表資料]
[シャープの発表資料]