タッチスクリーン搭載デバイス向け入力技術を手がける米BlindTypeは米国時間2010年10月1日、米Googleが同社を買収したと発表した。

 BlindTypeは、米Appleのスマートフォン「iPhone」や米Googleのモバイルプラットフォーム「Android」を搭載したデバイスなどで、タッチスクリーン画面のキーボードを使って入力する際のわずらわしさを解消するための技術に取り組んでいる新興会社。

 単語のスペルを間違えても、キータッチした位置や入力スタイルなどから、ユーザーが意図した単語を予測して自動調整する。たとえば「Rgod vskjieyh pa vqsyrudik」のようにスペルがすべて間違っていたとしても、「This ballpark is beautiful」に変換する。正しいスペルで入力するために1文字ずつキーを確認しながらタッチする必要はなく、らくに速く文字入力を行うことができる。

 同社は今年7月に同技術のプロトタイプのデモビデオ、8月にはAndroidおよびiPhone向けキーボードのデモビデオを公開している。これらデモビデオは、同社Webサイトから視聴することができる。

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